アルツハイマー型認知症は「子どもの成長を逆戻りする」

アルツハイマー型認知症は、実は「子どもの成長を逆戻りしていく」ように進んでいくんだよ。認知症の重症度を生活能力のレベルで例えると、下表のような感じだ。

「なんでそんなことになるの?」って思うだろ。人間っていう生き物は、未熟な状態で生まれてきて、後から脳をどんどん発達させていくんだ。

生まれながらに持っているのは「見る・聞く・飲む」っていう、生きていくための土台となる機能。そして2年ぐらいかけて手足を動かしたり言葉を覚えたりする力が伸びていく。

<『認知症でも私のことは私が決める-日本の不自由とスウェーデンの自由』より>

その後、思春期にかけて、空間を把握する力や知識、理性、それに「思いやり」なんていう“人間らしい高度な働き”がゆっくりとできあがっていくんだね。