美輪明宏さんが2026年6月20日、91歳で逝去されました。10代で歌手デビューして以降、俳優、声優としてなど多彩に活躍。芸術や文学に造詣が深く、社会的メッセージも発信し続けました。50年前から親交のあった渡辺えりさんが、美輪さんと過ごした貴重な思い出を語ります。(構成:篠藤ゆり)
地方出身の演劇少女が出会ったのは
ネットのニュースで美輪明宏さんの訃報を知って本当に驚き、ショックを受けました。美輪さんは、永遠に死なない人だと思っていましたから。
幼少期から演劇に興味を持ち、18歳で山形から上京した私が、初めて美輪さんにお目にかかったのは、舞台芸術学院で学んでいた20歳の頃。
講師の兼八善兼(かねはちよしかね)さんの指導のもと池袋のシアターグリーンで上演した芝居を見に来てくださった。
小学生の頃、「ヨイトマケの唄」を聞いて衝撃を受け、自叙伝『紫の履歴書』も読んでいましたし、そんなすごい方から舞台を褒めていただいたので、感無量。
そうした舞台関係のつながりがきっかけで交流が始まって、演劇や文学、芸術の話をしてくださるように。20歳上の美輪さんから、たくさんのことを学びました。