店舗兼住宅で長男とその妻・昭美(あきみ)さん(64歳)と暮らしながら、97歳になった今も週5日、階下の店に立ち続けているというから驚きだ。朝8時から夜6時まで営業している盛華堂で、接客を中心に働いている。
数年前、店頭で団子を焼く敏子さんの姿がSNSで紹介され、その動画が4000万回以上再生された。つまり《バズった》のだ。
「おかげで、昔は一日に50本くらいだった団子が、600〜900本出るようになりました」
注文が急増し、ひとりでは追いつかなくなったため、2〜3年ほど前から昭美さんと孫の由香里(ゆかり)さん(32歳)が、それまで勤めていた仕事を辞めて店を手伝うようになった。
今では、「敏子さんに会いたい」と全国各地からお客さんが訪れ、海外から足を運ぶ人も少なくない。97歳になった今も第一線で働き続けられる秘訣は、いったいどこにあるのだろうか。