肉も魚も野菜も、好き嫌いなく、おいしく食べる。それが敏子さん流の健康法だ。就寝は午後11時ごろ。その前には、毎日欠かさない「お風呂のルーティン」がある。
「湯船に浸かって、まず深呼吸を5回。それから両脚の太ももから足先までを、100回ほど揉んでいきます。血の巡りがよくなるように」
さらに「あ・い・う・え・お」と大きく口を開けて5回発声し、その後は両方の耳たぶを指先で丁寧に揉みほぐしていく。「耳を揉むと脳にいいって、テレビで見たの」と言いながら、実際に耳を揉んで手本を見せてくれた。
「あとは、指先の運動。親指から小指まで順に1本ずつ折り、グーになったら、今度は小指から親指を順に開いてパーにしていく。もう片手は逆方向で行うの。これを5回ずつね」。入浴時間はだいたい20分ほど。一連の動作を、もう何年も続けているという。
「体にいい」と聞けば、まず試してみる。そして無理なく毎日続ける。その積み重ねが、97歳になった今も働き続けられる体を支えているのだろう。