チョロく生きる

次に写真を撮られるときも、きっと私は無意識に上唇を下げるだろう。相変わらず、むっつりスケベみたいな顔で写るはずだ。

でもまあ、いいや。歯並びは、諦めよう。

イケメン歯科医に「前歯が大きいほうがセクシーでキュート」なんてお世辞を言われて、あっさり納得してしまうくらいには、私はチョロい

43歳。まだまだ羨ましい。世間のルッキズムから降りることも、まだまだできない。

それでも、歯も、シミも、クマも、たるみも、あれこれ気にしながら、少しずつ「まあ、ここはこれでいっか」と、やっていく。

このくらいチョロく生きていくほうが、案外、人生は楽しいのかもしれない。

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