「人生半分過ぎた」の先に
<人生の残り時間を意識する中年期。博史は自分の妻や娘との間にも微妙な距離ができていた。博史がタイムスリップした先で再会した父・与志雄も、幸せそうに見えたが、実は自分の人生に苦悩していた。48歳の博史は過去の家族と向き合うことで自分の人生を見つめ直すことに>
中年になると昔より元気がなくなって、漠然とした不安を抱えることもあると思うんです。でも、「人生半分過ぎた」と思った時に、そこからどう考えるのか。今は男性の平均寿命が80代前半。でも、平均寿命は若い頃に亡くなられた方も含まれるから、しっかり生きた方だと実際は90歳近いと聞いたことがあります。「半分まで来た」ではなくて、「もう1度いろいろできるだけの時間がある」と考えることもできる。僕は前向きに捉えたいんです。
これからの人生でやりたいこと、ですか?僕は自分のアンテナに引っかかったことはだいたいチャレンジするタイプだから、やり残したこともやりたいこともあまりなくて。でも、可能性のひとつとして考えているのは家庭を持つこと。絶対に結婚して家庭が欲しい!というわけではないけれど、経験するかしないかで人生が大きく違ってくるだろうと感じています。
もし、自分が博史のように過去に戻れるなら、野球をやってみたいかな。僕は長くバレーボールをやってきたので、バレーのお仕事をいただくことも多いですが、観るという意味では野球も同じくらい好きなんです。いまだにプロ野球の試合を観ながら、「野球をやっていたらどうなっていたのかな」と考えることがあるくらい。チームの補欠だったのか、甲子園に出場できたのか。プロ野球を狙えるレベルだったのか。まったく想像がつかないので、そこは唯一知りたかったことですね。俳優で野球をやっている方は結構いますけれど、野球に今からチャレンジするかというとちょっと尻込みしてしまう。バレーではそれなりの選手だったので、この年でうまくできなくて「何をやっているんだ」と言われるのも嫌だなって思ってしまいます。(笑)