体験そのものが美味しさを左右する

他にも五感以外で、食事をする時の体験そのものが美味しさを左右するとして、こんな知見も集めてきた。

● 食事に出かけた時、グループの中で最初にオーダーする人が一番食べ物を美味しく感じる

● 2人で食事をする時は1人の時よりも35%多く食べ物を食べる。これが4人の場合は75%にまで増える

ここまで言われると、「食べ物は味がすべて」というわけではないことがよく分かる。ならば巷でよく聞く「見た目は悪いけど味はいい」というのは、ただのお情けから出た言葉なのだろうか。

そして最近よく見かける「フォトジェニック」な食べ物は、巧妙に的を射ているようにも思える。我が家でも近々、フォトジェニックにスーパーのお刺身を並べて、波の音でも流しながら食べることにしようか。

※本稿は、『ヘンな科学:“イグノーベル賞”研究42講』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

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『ヘンな科学:“イグノーベル賞”研究42講』(著:五十嵐杏南/三笠書房)

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