1階に設えられた談話室。トルコの伝統的な民家の応接間を再現。美しいタイルに注目

礼拝の時間まで、ムスリム女性の必需品であるというスカーフを見せてもらった。色も模様も素材もさまざまで、TPOに合わせて選ぶそう。私も頭に巻いてもらう。雰囲気がガラリと一変。面白い。

日本ではどちらかというと脇役な位置付けのスカーフも、巻き方や巻く位置によって主役となり、ムスリム女性にとってはアイデンティティーの一つとなるのだ。

ムスリム女性のスカーフの巻き方を教わる藤原さん。模様も素材も巻き方もさまざま!

日常生活を忘れられる異空間の旅

スカーフを巻き、いざ礼拝堂へ! 思わず息を呑む。圧巻!

色鮮やかなステンドグラス、神秘的なアラビア書道、細かなアラベスク模様……目に映るものすべて、360度がアート。その中で礼拝が行われるのだ。イマームと呼ばれる導師がコーランを詠唱し、それをみな静かに聞く。独特な抑揚が、高く広がる天井に跳ね返り、モスクいっぱいに広がる。ゆっくりと時間が流れ、日常生活を忘れられる異空間の旅に出ているようだ。礼拝を終えた私はなんとも言えない充実感と清々しさに浸っていた。