「ここから新しい考え方や行動のあり方を取り入れていかなくてはいけないし、変わるタイミングなのかな、と思っています」(天海さん)
現在発売中の『婦人公論』9月23日号の表紙は女優の天海祐希さんです。自粛期間中には、新しいチャレンジもしたという天海さん。社会が落ち着いてきてからが、役者の出番――発売中の『婦人公論』から、インタビューを掲載します。(構成=篠藤ゆり)

仕事も私生活も、どんどん楽しく

50代になってから、くよくよ悩まなくなりました。10代、20代の頃に比べると、どうしたって人生の選択肢が狭くなります。できることとできないこともハッキリしてくるし、好きなこと、嫌いなこともわかっている。その分、葛藤が減るのでしょうか。すごく楽になったと感じています。

仕事に関しても、若い頃は求められることに対して、「失敗しちゃいけない」「できなかったら恥ずかしい」といったプレッシャーで凝り固まっていたけれど、最近は監督や演出家に「このアイディア、どうでしょう? ちょっとやってみていいですか」と提案できるように。仕事も私生活も、これからどんどん楽しくなりそうです。自分でも期待しています。