「とりあえず2023年まで、3年間はこういう状況が続くと思ってください。」(飯田さん)

見えないものが流行るとは思ったけど

阿木 最近のコロナ禍で、占い師さんはお忙しいのでは?

清水 ゲッターズさんはお正月に今回のことを予言してたよね。

飯田 200年に一度、価値観が大きく転換する年がやってくるんです。今年はちょうどその年だったので、それはどの占い師もわかっていたことじゃないかな。とりあえず2023年まで、3年間はこういう状況が続くと思ってください。

清水 私も阿木さんも、ライブができるか心配なんだけど。

阿木 会場にお客さんをたくさん入れられないとなると、採算も合わないし、いままで通りのやり方ではできなくなりますよね。私も、24年間続けていたライブハウスを閉めたので。

飯田 いわゆる大企業、古い流れを汲むとても堅いところが、あと1年で崩れる、というのが出ています。それを筆頭に、古い仕組みのようなものが通用しなくなる。そして庶民の時代、忍耐の時代が続き、23年から24年にかけて世界の流れが一気に変わります。

阿木 面白そう。それは誰かヒーローみたいな人が出てくるっていうこと? もしかすると、ゲッターズさんだったりして。(笑)

清水 このマスクは、別にヒーローと関係ないと思います。(笑)

飯田 アメリカでいえば、独立戦争がちょうど240年前に起きています。占いでは120年に一度、同じようなことが起きると考えるんですが、ちょうど今年がそれにあたる。しかも独立戦争は240年前の5月に起きたことに端を発していて、ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害される事件も5月に起きましたよね。

清水 ちょっと怖いような話だね。日本の場合はどう?

飯田 天下分け目の戦いと言われた関ヶ原の合戦は1600年。干支でいう「庚子」の年で……。

清水 まさか今年なの?

飯田 はい。同じ十干十二支は60年に一度なので。ただ徳川側が勝利しても江戸幕府が成立するまでに3年、豊臣家が滅亡する大坂夏の陣まで15年もかかっている。つまり社会の仕組みが大きく変わるとき、体制が落ち着くまでにそれだけ時間がかかることは、過去からの例でも示せるわけです。

阿木 歴史は繰り返されるって言いますよね。ただ国とか社会とか、そういう大きな運の下では、個人の運は包含されてしまうのでは? いくら個人の運気がよくても、国の運気が下がっていたら意味ない気がするのだけど。

飯田 だから、より個人がしっかりしなければいけない、とも言えるし、「価値観の転換」というのは、まさにそのことを指しているわけです。お金とか土地とか大企業とか、目に見える財産の価値には終わりがきて、これからは目に見えないものに価値が出たり、流行ったりする……。

清水 目に見えないものって、なんだろう。通信とか精神とか?

飯田 コロナ禍が起きるまで「目に見えないもの」がなにかわからなくて、正直5G関連かな、とか思ってたんですよ。それが、まさかウイルスとはね(笑)。そっちかい! って感じでした。

清水 流行るものがポジティブなものか、ネガティブなものかで、結果が全然違っちゃったね。

飯田 大丈夫ですよ。24年から日本は爆発的に運気がよくなりますから。それに、いますでに生まれている若い女性がリーダーとなって、次世代をつくると思います。

阿木 誰だろう? もちろん世界的な傾向だと思うけど、本格的に女性の時代がくるって聞くとワクワクしますね。

〈後編につづく