2020年11月24日号

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[特集]
家族ストレスを手放そう

おうち時間が長くなり、ひとつ屋根の下で家族と向き合うことに疲れが溜まってきています。モヤモヤ、イライラの感情は、「忍耐」と「あきらめ」でやり過ごしてきたけれど、不満はぶつけてみてもいいのか、いや、密かにガス抜きするのが近道か。我慢が限界に達する前に、気持ちを軽くする方法を探しましょう

●注目記事●

〈家族ぐるみで三十余年のご近所づきあい〉
長続きのコツは溜めないこと、 先に折れてあげること
小川菜摘×渡辺徹

ダウンタウンの浜田雅功さんと結婚生活31年の小川菜摘さん。女優の榊原郁恵さんと結婚生活33年の渡辺徹さん。文学座附属演劇研究所時代の同期で、おうちもご近所、長年の友人であるお二人の、「家族とうまくつきあうコツ」「夫や妻にイライラしたときの対処法」とは?

渡辺 こうして、あらたまって面と向かって話すのって、照れくさいよね。何しろ、10代の頃からのつきあいだから。あれから40年、おじさんとおばさんになりました。

小川 示しあわせたわけでもないのに、住むところが近くて、子どもが男2人というのも同じ。息子たちは幼稚園、小学校も同じで、学年は違うけど、待ち合わせて一緒のバスで通ってたのよね。

渡辺 互いの家庭の様子も、子どもを通じて手に取るようにわかる。

小川 子どもはいらんことをベラベラしゃべるのよ。(笑)

渡辺 ずっとご縁が切れずに……腐れ縁だよね。

小川 コロナによる非常事態宣言中は、「頑張ろう自粛!」のメッセージとともに、渡辺家から美味しい鶏肉を送っていただいて。気分が落ち込みがちになる頃だから、心遣いがすごく嬉しかった。

渡辺 大変な日々だったよね。俺は大きな舞台が3本、中止に。

小川 私も大きな舞台が2本、飛びました。

渡辺 菜摘はこのところ、舞台をたくさんやっているよね。

小川 子育てとか、家のことをキッチリやりたかったので、26年間ずっと舞台はお休みしてた。50歳で復帰して、今、57歳。あとどのくらいやれるかわからないけれど、できる限り多く舞台に立ちたいの。それにしても、舞台が中止になるって、役者としてはつらいよね。

渡辺 そして、いきなりたっぷり時間ができた。ひとり暮らしをしている長男の裕太も帰ってきたり。家族旅行とかは別にして、毎日、全員がこれだけ揃ってるって、ないことだよ。みんな、家のそこいらにあてもなくいる感じで。(一部抜粋)


他にも、読者アンケート結果発表「モラハラ夫、ガンコな母通じ合えないあの人に今日も「イラッ」」、海原純子さん、桜木紫乃さんの対談「逃げてもいい。自分らしく生きるために」、小島慶子さんの赤裸々インタビュー「夫婦リセットか、続行か。いま、心は揺れて」、専門家によるメソッド「椅子ヨガで、 ざわつく気持ちを落ち着かせよう 」などが掲載されています。

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[第二特集]
〈白髪染めにさよなら〉
グレイヘアのはじめどき

生え際の白髪と追いかけっこをしないと決めたら、自分らしくいられて気持ちも軽やか。グレイヘアが美しい女性たちは、こぞってそう言います。美髪の秘訣はあるのでしょうか。あの手この手の移行期ケアもこっそり教えてもらいましょう

●注目記事●

〈次の挑戦はノーメイク〉
ナチュラルに自分らしく年を重ねたい
手塚理美

長年の黒髪ストレートから、56歳で突然のイメージチェンジ。髪を変えたら、もっと自然体でいられるようになったそうです

おととしの4月、出演したテレビ番組で「60歳に向けて、3年越しでグレイヘアになります!」と宣言しました。今、誕生日まであと半年ちょっと。だいぶ理想に近づいてきたと思っています。

これまで、髪形を黒髪のストレートにしていたのは、それが日本人女性として自然なスタイルだと思っていたから。また、女優として、そのほうが現場ごとに役柄に合わせやすいからです。でも40代になってから少しずつ白髪が出て、毛量も減り、年齢を感じるようになりました。髪に優しい漢方由来の白髪染めを使ってはいましたが、3年ほど前から、月に2回サロンに通って染めることに疑問を感じ始めたのです。先輩女優の方々にも、どのタイミングで本当のご自分の髪色を出すかということに悩んでいる方がいらっしゃって。私も自然体でいるのが好きなので、白髪染めをやめ、自分の本来の姿でいられたら、という思いを抱いていました。

ちょうどその頃、雑誌で女性たちがグレイヘアを楽しむ特集を見て、「やるなら今だ!」と直感しました。皆さんとても自然に、自分らしく年齢を重ねていらっしゃる姿が素敵だったから。若く見られたいか、素敵に見られたいかといったら、私は後者なのだと、改めて気がつきました。そして、きれいにグレイヘアに移行するにはどうしたらよいか、すぐにサロンへ相談に出かけたのです。(一部抜粋)


他にも、ルポ「染めるのをやめたら、新しい世界が広がった! 」が掲載されています。

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[読みもの]

〈中村竜太郎の「会いたい人に、会いに行く!」〉
ゲスト・秋元康
スターとはいかなる存在か

日本を代表する作詞家であり音楽プロデューサーである秋元康さん。大スター美空ひばりさんの歌った名曲の作詞から、AKB48グループや坂道シリーズなどのプロデュースまで、時代を超えてエンターテイメント作りにかかわってきた。秋元さんにとって、「本物のスター」とは──

中村 秋元さんは放送作家としてデビューされたのが高校2年生の時で、20代前半には作詞家としても活動を開始されています。仕事を始めて今年で45年。長い間、芸能界でスターと言われる方々とたくさん仕事をなさってきたわけですが、まずは先日亡くなられた作曲家の筒美京平さんのことを伺えたらと思います。稲垣潤一さんの「ドラマティック・レイン」や、小泉今日子さんの「なんてったってアイドル」など、多くの楽曲で一緒にお仕事なさっていましたよね。

秋元 僕が作詞家になるちょっと手前か、書き始めたくらいの時に、京平先生のほうから「会いたい」と連絡があり、食事に連れて行っていただくようになったんです。その頃、僕は放送作家として『ザ・ベストテン』などを担当していた。20歳そこそこでテレビ番組を作ったり、作詞をしたりしている面白そうな若者がいると知り、興味を持たれたのでしょう。京平先生は、常に時代の風を感じていたい方で、若造の僕に「○○は何で売れてるの?」といろんなことを聞いてきて。

中村 時代の風、ですか?

秋元 まあ、流行を調査するようなことなんですが、マーケティングとは全然違う。時代の風の流れを感じるために、いろんな所のノイズをあえて聞きに行っている感じがしました。その一つが、20代前半の若造の僕だった。言いたいことをあれこれ話しましたけど、まあとにかく先生は聞き上手でした。いろいろなことを学びましたよ。たとえば食事に行く時の大人の作法とか。僕らが若い頃は、かっこいい大人が周りにたくさんいたんですよね。

中村 そこから共に仕事をするようになったわけですね。(一部抜粋)

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[グラビア]

〈カラーグラビア 新たな挑戦に踏み出して〉
吉沢亮
役に生きる僕の姿を見てほしい

連続テレビ小説『なつぞら』や映画『キングダム』など話題作に次々出演し、2021年には大河ドラマの主役を務める吉沢亮さん。今回、初挑戦となるミュージカルの稽古の合間を縫って、その意気込みを聞きました

以前からミュージカルを観ることが好きで、ニューヨークへ行った際は、いろいろな舞台に足を運びました。ミュージカルには、ほかのエンターテインメントにはないパワーがあるとずっと感じていますし、いつかは挑戦してみたいとも思っていました。
でも今回、『プロデューサーズ』に挑戦させていただくことになって、正直、ビビッています。(笑)

主演の井上芳雄さんはいわずと知れたミュージカル界のスターですし、僕とダブルキャストで演じる大野拓朗さんもさまざまな作品に出演なさっています。共演者のみなさんが素晴らしすぎて、自分はこの中で何ができるのだろう、とんでもないところに来ちゃったな、と。舞台で本格的に歌った経験のない僕が、一人で歌ったり、踊ったりもするのですから……。終わる頃には、肝が据わりそうです。(笑)

『プロデューサーズ』はブロードウェイで大ヒットした作品ですが、その物語の舞台もブロードウェイ。「史上最低のミュージカルを作ってボロ儲けしよう」と夢見る男たちの顚末が描かれる、ユーモア溢れるミュージカル・コメディです。

僕は気弱な会計士・レオを演じています。井上さん演じる、今は落ちぶれたプロデューサー・マックスが思いついた、一獲千金を狙う詐欺の片棒を担がされる——という役どころです。(一部抜粋)

 


他にも、

〈生誕100年企画 生きる力をくれる言葉〉
森光子さん
「しんどい時こそ、 手を叩いて」

〈職業作家の資質とプライド〉
林真理子× 辻村深月
不倫も出産も、体験で書いているわけじゃない

〈『笑点』の司会をやっててよかった!〉
春風亭昇太
少年期からの山城好き。歴史を知れば世界が広がる

〈2万人の声を聞いて見えてきたこと〉
斎藤環×坂口恭平
自殺をしない、させないために何ができるのか

〈清水ミチコの三人寄れば無礼講〉
ゲスト 片桐仁&片桐はいり

〈宝塚 すみれ色の未来へ 月組〉
ミュージカル 『ピガール狂騒曲』 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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