千葉雄大「母に『何があっても一番の味方だから』と言われて」

「僕には以前より「いつか叶えたい」と言い続けてきた夢がありました。それはミュージカルの舞台に立つこと。」

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永遠の命を手に入れたら……

僕には以前より「いつか叶えたい」と言い続けてきた夢がありました。それはミュージカルの舞台に立つこと。そして今回その夢を、吸血鬼バンパネラを題材にしたミュージカル『ポーの一族』への出演という形で初めて叶えることができました。お話をいただいた時はものすごく嬉しかったです。

主人公は明日海りおさん演じる、少年の姿のまま永遠の時を生きるエドガー。僕は、エドガーによってバンパネラ一族に加えられた少年、アランを演じます。アランはエドガーとの出会いにより不老不死の体を手に入れますが、僕自身は永遠の命にはまったく魅力を感じません。歳は普通に取りたいです。（笑）

もし何かの拍子に不老不死の体を手に入れてしまったら、僕は無人島に逃げますね。自分だけ歳を取らないまま人と接するのはつらいし、親きょうだいや友達も僕より先に逝ってしまうんでしょう？　そんなの嫌なので、誰もいない場所で一人、暮らします。

――と、ありえない世界観にひたれるのもファンタジーのいいところ。間違いなく高いエンターテインメント性を持った美しい作品になると思います。原作ファンの方の期待にも応えられるよう、僕自身、非日常感を楽しみながら演じますので、ぜひ劇場に足をお運びください。