「置いてあったそのご祝儀袋を、あちらのお姑さんが、さっと取っていったんです。それだけではありません。そのあと外で食事をしたのですが、お義母さんはご祝儀袋からお金を取り出して、当たり前のようにお会計をすませている。ご祝儀は娘夫婦に渡したもので、どう使うかは自由ですけど、娘たちに断りもなく取り上げて、堂々と支払いに充てるなんて。娘は唖然としていましたが、私も呆れ果てました」
その後も、和美さんが出産しお祝いをもらうたび、姑が管理。「お返しは、ここにはこれ、あそこにはこう」と、和美さん夫婦の意向に関係なく、一方的に指図する。
和美さんは、子どもを保育所に預けて働いていたが、保育所と親との連絡ノートを姑が毎日チェック。学校に上がって、学期末に持ち帰る通信簿も「私に見せなさい」と、これまた親を差し置いて、強引に首を突っ込んでくる。一時が万事、こんな調子だという。
「娘から、そんな話をいつも聞かされて、腹が立ちました。それでいてお義母さんは孫たちのしつけをきちんとしているかと言えば、ただただ甘やかすばかり。孫たちが保育所の頃、夕ご飯の前におやつは食べさせないようにと娘が何度念を押しても、好きなだけ食べさせるから、結局、ごはんを食べない。
熱や風邪で保育所を休むと、娘はお義母さんに頼んで出勤するものの、子どもははじめはおとなしく寝ていても、じっとしていられない。それで、ちょっと元気そうに見えると、お義母さんはすぐに遊ばせるんですって。で、夕方になると熱がぶり返す。結局、治るものも治らず、長引くというのが、いつものパターン」