動作のコツ(2)前にかがむ

●「腰は曲げずにお尻を折る!」

脚の骨のつけ根(大腿骨転子部)の高さに、大きな口のような形をしたお尻の筋肉、通称「ビッグマウス」がある。体を折り曲げるのに適した形状をしているため、前傾するときは、イラストの点線あたりを意識して曲げると、腰に負担がかからない。

 

食器を洗う

●「ひざを軽くゆるめて足を前後に開く​」

洗い物に集中して体を縮こまらせたり、シンクにお腹でもたれかかると、反り腰の原因に。シンクから適度に距離をとって立ったら、お尻を少し後ろに出し、必要な分だけあごを引こう。かがむ必要がないときも、ひざを軽くゆるめて足を前後に開くと窮屈さが軽減。

 

冷蔵庫から取り出す

●「お尻を後ろに出すようにして物を取る」

下段から物を取るときは、下を意識しすぎて頭から突っ込み、腰が必要以上に曲がりがち。冷蔵庫に対して横向きに立ち、お尻を後ろに出すようにして物を取り出そう。元の立ち姿勢に戻るときは、体を持ち上げるというより「そのまま立つ」ことを意識して。