動作のコツ(3)腕を使う

●「腕はもっと自由に動く!」

「腕のつけ根は肩にある」と考えると、可動域を狭めてしまう。実際は、胸の上がつけ根。腕は鎖骨から動き、思った以上に遠くまで届く。腕本来の長さを利用すると、高く上げたり物をぶら下げて持ったりする作業がラクに。

 

買い物袋を持つ

「腕には力を入れずにただぶら下げる」

荷物が重いと肩に力が入り、足も全力でふんばるから全身ヘトヘト……。荷物を詰め終わったら基本の立ち方をして、腕には力を入れずにただぶら下げる。手はフックのつもりで荷物をつかんで。胸骨に重さはかかるが、背骨が支えるので腕の疲れは軽減する。

 

洗濯物を干す

●「力を抜いて腕を前後にスイング」

首や肩をすくめた状態で腕を上げると、背中が緊張したり、腰が反ったり。物干しに近すぎない位置に立ち、力を抜いて腕を前後にスイングすると、鎖骨から自然と上がるようになる。そのまま肩をリラックスさせて干せば、ムダな力はリセットできる