101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

<100歳の100の知恵 17>

『安眠のおまじないにラベンダーで作るハーブ枕』

鉢植えにしていたラベンダーの花が終わり、一度刈り込んだのにまた葉が伸び過ぎたので、少しずつ切ってガーゼの袋に入れて、枕の下に置いたりピローケースに入れたりしています。

ラベンダーの香りには精神を鎮める作用があると聞いたことがあったので、ちょっと思いついたのです。効果はともあれ、心地いい香りに包まれると、なんとなく幸せな気持ちになります。

ミントもガーゼの袋に入れてちょっともみほぐすと、あたりに清潔な香りが漂います。お手洗いや台所に置いても、なかなかいいもの。

庭にミントを植えると、ちょっと困るくらいどんどん広がっていくので、毎日取り換えても、もったいなくありません。
吉沢久子さんの連載「100歳の100の知恵」一覧