洋服はオールシーズン合わせて30枚に

洋服はオールシーズン合わせて30枚に。すべてクローゼットのバーに吊るしています。小物はスカーフ類が10枚、帽子は8つ、バッグは3つ。歳をとるとモノの管理が難しくなりますが、このくらいの数ならパッと見て把握できますし、組み合わせを考えるのも楽しいです。衣替えや虫干しをする必要もなくなりました。

服や靴はこれだけ。衣替えの手間もかからない

私の父は83歳、舅は76歳まで生きました。元気ではありましたが、年齢とともにいろいろなことがおっくうになるのでしょう。季節のものを入れ替えなくなり、ストーブも扇風機も同じ部屋に置いたまま。素敵な応接室があっても、結局、居間に客人を招いたりしていました。そんな姿を見てきたせいか、少しでも長く身ぎれいに暮らすなら、モノを減らすしかない、と考えたのです。思い切って減らしたことで、家事はずいぶんラクになりました。

皆さんが、抱えている家事に悩んだなら、まずは書き出してみたらいかがでしょうか。「見える化」です。たとえば、ここに私のある日の外出時のメモがあります。書き出してからよく見ると、私自身がやらないと意味がない用事は、お墓参りと期日前投票だけ、ということがわかります。

忙しかったり、家事が手いっぱいだったり、体がきつかったりしたら、ほかの人にお願いすればいい。家族に頼むもよし、ご近所の方を頼るもよし、宅配を頼むもよし。なにより、抱え込みすぎないことが大切です。

私のおすすめは、やるべきことを1件ずつ1枚の付箋に書いて、壁に貼ること。終わったら、はがして捨てる。それだけで「やり終えた!」という達成感が得られるはずです。年齢を重ねたら、自分を喜ばせながら生きなきゃ。お互いに元気に、毎日楽しく生きましょう!

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