今だからこそ自分をいたわる色と素材にこだわる

漢方薬は、布に煎じた薬草を染み込ませ、体に巻いたのが始まりだそうで、茜色に染められた草木染めのワンピースに袖を通すと、優しい気持ちが増幅します。好きな基本の色は変わりませんが、「着たい!」と思った気持ちには、正直でいようと思います。

「いいね」と言われることが多く、最近取り入れる頻度が高い黄色。着ているといつもより元気が増す、さすがのビタミンカラーです。これは「kitta」の服で、草木染めのイメージをガラリと変えてくれました(写真:『「どっちでもいい」をやめてみる』〈著:引田かおり/ポプラ社〉より。撮影/濱津和貴)

 

おしゃれはやっぱり楽しいです。「ほとんど出かけないから、何でもいい」ではなく、むしろ今こそ自分のために、自分をいたわる色と素材にこだわりたいと思っています。
 

湿度の高い日本の夏を、少しでも快適に過ごしたいと思い切って試着してみたら、何だかいい感じ。すっかり夏の定番になった「ヂェン先生の日常着」のバルーンパンツ。オンラインショップ「アナンダジア」で購入できます(写真:『「どっちでもいい」をやめてみる』〈著:引田かおり/ポプラ社〉より。撮影/濱津和貴)