鎮痛薬の上手な使い方

市販薬は 「複合鎮痛薬」をチョイス

不快な痛みを手っ取り早く和らげるのが市販の頭痛薬です。

「配合されている鎮痛成分が1種類のみの『単純鎮痛薬』よりも、鎮痛成分が複数配合された『複合鎮痛薬』のほうが、よく効くとされています。使用は月6日までを目安に」(丹羽先生。以下同)

また漢方薬では、「五苓散(ごれいさん)」や「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」が頭痛の予防や体質改善に用いられるそう。これらも市販薬として手に入ります。

 

 

《鎮痛薬、使いすぎていませんか?》

頭痛のみならず、生理痛や打撲、ねんざの痛み、解熱剤としても使用できる市販の鎮痛薬。使い勝手がいいからと、ついつい使いすぎてしまう人が多いようです。

「鎮痛薬を多用すると、効き目が落ちたり、かえって頭痛を悪化させてしまうことも。頭痛を起こす頻度が増した、症状が重くなっているなど気がかりなことがあれば、一度、専門医を受診しましょう。処方薬には、より効果が高く、痛みをコントロールしやすい片頭痛専用の薬があります」