コリをほぐし、機能させることが大事
対策として有効なのが、顔や首、頭のコリをほぐして、しっかりと動く筋肉にする「セルフマッサージ」です。
コリをほぐすと、血行と代謝が良くなります。すると、体の末端まで栄養と酸素が運ばれ、血色が悪くなった肌に艶が戻り、それだけでハリも出てくるはずです。
マッサージをする際は、顔だけではなく、首から頭部まで、まんべんなく行うこと。なかでも髪の生え際は、コリが強く出る場所なので、ていねいにほぐしましょう。
頭のコリは案外自覚症状がないものです。頭頂部に親指と人差し指をあて、頭皮を中心に寄せるようにつまんだ時、「頭皮がつまめない」「かたくて動かない」という人は頭皮がコっている証拠。加えて、「こぶしで生え際や眉の上をグリグリ押すと痛い」という人も、コリやむくみが起きています。
ほぐす際のコツは、指やこぶしを、できるだけ小刻みに動かすこと。1〜2ミリくらいの細かい動きをイメージしながら、イタ気持ちいい程度の圧をかけましょう。
今回紹介しているマッサージは、すべて行っても5分もかかりません。テレビを観ながらでもいいですし、スキンケアのついででも、シャンプーしながらでも、みなさんの都合のよい時間やタイミングで行ってください。
クリームやオイルなどは使わないため、メイクの上からトライしてもかまいません。可能であれば、夜寝る前に行うのがベター。その日にできたコリをその日のうちに解消しておくと、寝ている間、体に無駄な力が入らなくなり、表情筋にクセがつくことを防げます。
表情筋は加齢によって衰え、動かしにくくなるもの。また、人ぞれぞれのクセもあるため、老け顔の進行を止めるには、日々のこまめなセルフケアが大切です。顔の筋肉がほぐれて動かしやすくなれば、表情は豊かになります。表情が豊かな人はイキイキ見え、若々しく明るい印象を与えるもの。セルフマッサージで、いきいきとした幸せ顔を手に入れましょう。