東大教授が本気で教える「ひざの痛み」解消法(監修:福井尚志、深代千之/中央公論新社 )

そもそもなぜひざの軟骨は減るのか

Q. そもそも、どうしてひざの軟骨は減るのでしょうか?

A. ターンオーバーが起こらないからです。

皮膚、筋肉、骨など、人体を構成する組織の多くは、一定の期間を経て古いものから新しいものに入れ替わる「ターンオーバー」があります。

ターンオーバーは、体の部位ごとに入れ替わる期間が異なり、肝臓、腎臓、心臓などのタンパク質は短く、皮膚や筋肉などは長いという特徴があります(生物の種類によっても異なります)。ターンオーバーは通常、「半減期(はんげんき)」といって組織の半分が入れ替わる期間を基準とするのですが、ひざの関節軟骨はこの期間がとても長く、生まれたころにできた軟骨のタンパク質が、90歳以上になっても残り続けます。その結果、タンパク質の質が悪くなって軟骨もすり減りやすくなってしまうのです。

※本稿は、『東大教授が本気で教える「ひざの痛み」解消法』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。


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