101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

<100歳の100の知恵 23>

『冷蔵庫の棚おろしはゲーム感覚で楽しんで』

冷蔵庫の奥のほうから、古くなった食材や、野菜の切れ端が出てきた……そんな経験は、誰にでもあるはず。

冷蔵庫の中をスッキリさせるためには、定期的に冷蔵庫の中身をチェックして、なにが入っていていつまでに使うかを頭に入れておきたいものです。そのうえで月に一度くらいは冷蔵庫に入っているものをいったん出して、棚おろしをするといいと思います。

棚おろしをする日を決めたら、2、3日前からなにも買わないようにし、冷蔵庫の中のものでやりくりします。それだけでも、一段分くらいはものが減るはず。

冷蔵庫は定期的に中身のチェックを(イメージ写真提供:写真AC)

ゲーム感覚で取り組むと、けっこう楽しい気分になります。その後、棚おろしをして、処分しなくてはいけないものがあれば処分します。

棚おろしを繰り返していると、食材の買い過ぎに気づいたり、いつも残りがちなものがわかってきます。また、あるものでまなかう知恵もついてくるはずです。

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