理想どおり完璧に終活を進めようとすると、心身ともに疲弊するばかりか、家族とのトラブルを招くことも……。みんなをハッピーな結末に導くために、何をどれくらい決めておけばよいのでしょうか。3回目は「葬儀・お墓」について。看取りの直後は、慌ただしく、遺族にあれこれ悩んでいる時間はありません。見送る側に後悔が残らないよう、元気なうちに準備できることとは(構成=島田ゆかり イラスト=くぼあやこ)
次の終活行動のうち、
あなたが正しいと思うものはどれですか?
Q1 夫は長男だから、先祖代々の墓を守る役目がある。私は夫と同じ墓に入りたくないので、小さいけれど、自分だけの永代供養墓を買おうと思っている
A △
遺された家族は墓を2つ管理することになり、困る場合があります
Q2 夫婦ともに一人っ子で、先祖の墓がある。子どもたちに迷惑をかけないように、それぞれの墓を永代供養墓に改葬して、一つにまとめておこうと思う。自分たちもそこに入る予定
A ○
先のことを考えた選択でよいでしょう。できれば、子どもにも伝えておきたいもの
Q3 葬儀は身内だけで、こぢんまり行ってくれればいいと夫や家族に伝えている。遺影も用意している
A ○
自分の希望を伝えておくのはよいこと。お付き合いのあった人の連絡先なども残しておきましょう
Q3 最後くらい盛大に送ってほしい。家族に迷惑をかけないよう、知らせてほしい友人の連絡先も書き残したし、葬儀費用も残してある。BGMやお花の種類も決めたので安心
A △
準備万全なのはいいことですが、お花は季節によって用意できない可能性もあるので、細かく指定しすぎるのは考えものです