亡くなった子の「お世話」を続けて…

取材中に怪異が起きることはたまにあって、他にもこんなケースが──。産後間もなく、乳児突然死症候群で息子さんを亡くした女性からご連絡がありました。彼女は悲しみのあまり心が壊れてしまい、いるはずのない子がいると信じて、〈お世話をしてきた〉そうです。

それから1年あまりたち、新しい命を授かりました。そこで彼女の夫が、亡くなった子どものお墓に妻を連れて行った。すると赤ん坊の泣き声が聞こえてきて、途端に正気に戻ったのです。ところがその後、家の中で時々子どもの気配を感じる。

生まれてきた子が育つにつれて家の中で子どもの霊と交流しはじめ、家族旅行に行って写真を撮ると、幼い男の子が写り込む。ただ、そういった話を人にしたり写真を見せようとすると、必ず邪魔が入るとおっしゃっています。

直接会って話してくださるというので表参道のカフェで待ち合わせたら、松葉杖姿で来たのでびっくり。私と会うと約束した直後、怪我をしたそうです。また、私へのお土産で用意したケーキも落として壊れたとか――。カフェでは、店員さんがトレイをひっくり返して彼女の服にコーヒーがかかったりと次々にアクシデントが。まるでコメディのようでした。

カフェを出てから、表参道の石灯籠の前で、記念に二人で写真を撮りました。すると、石灯籠と彼女の間に男の子が写っているんです。それを見てびっくり! すると彼女は、「たぶん、この写真は消えちゃいますよ」と言うのです。消えないうちにと思ってデータを私のスマホに送ってもらい、帰宅して夫にも見せました。ところが翌日、写真は影も形もなくなっていたのです。