新陳代謝のいい暮らしを目指す

断捨離第2弾はコロナによる自粛中に行いました。弾みがついて段ボール箱に詰めていた大量の写真や、親から受け継いだ食器なども整理することに。

「思い込みでとってあるモノ」はどこの家にもあるのではないでしょうか。たとえばお客様用の座布団くらいは用意していないと、と親から刷り込まれていたけれど、もはやお客様を家にお招きする体力はないよね? など自分に問うて、思い込みを外してみてはいかがでしょうか。

ただ私は、基本的にはダウンサイジングしつつ、今を楽しむことに主軸を置いています。自粛中も、生活空間を豊かに彩りたいとお気に入りの画家の作品を購入しましたし、ネットショッピングで「素敵!」とトキメキを覚えたクッションも買いました。

つまり目指しているのは、不要なモノを手放し、必要なモノを新たに迎え入れる新陳代謝のいい暮らし。私たちの細胞は常に生まれ変わっているのに、モノだけ息の根を止めてしまうのは人間の生理に反しているのでは? と言い訳をしながら欲しいモノは買ってしまう(笑)。そうして買ったモノは、もったいないなどと言っていないで旬のうちに味わい尽くそうと決めているのです。

私にとって家はシンプルであることと、ホッとできる空間であることのバランスが大切なのですが、その比率は移り変わっていくもの。年齢や体調と相談しながら家も心も風通しよくをモットーに、ストレスのない質の高い暮らしを心がけていきたいと思っています。