2人目の妊活。受精卵の着床率を少しでも上げるために

一方の私は、顕微授精に備えて卵子を取り出さなくてはなりません。月に1個しか出てこない卵子を、薬を毎日注射することでいっぱいつくり出し、手術で取り出すのですが、これがホントに大変だった。注射の時間が決まっているので、仕事中はこっそりトイレで打っていました。

採卵後、卵子を冷凍保存して子宮をしばらく休ませてから、受精卵を子宮に移植。この時も血流をよくする薬の投与などがあり、自己注射の日々。10日ほどして受診し、無事着床していると先生に言われた時は喜びがこみあげてきました。

でも、私はかなりの心配性で、妊娠中は気の休まる時がありませんでした。万一のことを考え、ぬか喜びしたくないと防衛本能が働いてしまう。赤ちゃん用品を揃えることすらできなくて、準備は夫まかせに。無事出産し、娘と対面できた時、ようやく心からホッとすると同時に、忘れられないほど心が動いて……。「よく来てくれたね!」と、心の中で娘に語りかけていました。

2人目の妊活では、移植した受精卵の着床率を少しでも上げるために、産後太りの体重を減らしてベストの体重に戻そうと、食事を見直したりファスティングをしたりして、ダイエットをがんばりました。

おかげさまで今に至るのですが、やはり不安は押し寄せてきて。妊娠にまつわる事故や病気などのネガティブな情報ばかりが目についてしまいます。コロナ禍ということもあり妊娠を公表するタイミングをどうしたらいいのか考えているうちに遅くなってしまい……。先日ようやく、ブログで発表させていただきました。