感覚スペースに振り回されないコツ

他者から見ると「ここにいるのも、そこにいるのも似たようなものでしょう、なんでそんなに気になるの」と思うんですけど、本人は、自分が気になることしか意識しないから、意識にのぼらないことに対しては無自覚なのです。

そんな感覚スペースに振り回されないコツの一つは、その日の気分で自分がいる場所を変えることです。

いつもの場所で作業に集中していても、知り合いが来ると途端に感覚スペースが広がってその人や周りのことに注意が向いてしまうことがあります。ですから、可能であれば、3〜4箇所自分が作業しやすい場所の目星をつけておき、移動しながら仕事や勉強をするのがいいでしょう。

場所が移動できない方は、次ページでご紹介する瞑想法も参考にしてみてください。

私が今までお会いした人たちでいえば、こんなふうに外部の刺激に敏感だったり、環境に振り回されがちな人ほど、「自分のペース」という言葉が好きで、頻繁にこの言葉が出てきます。

「自分のペース」で行動することが、これほど困難な人たちもいないからでしょう。