【汗かぶれ予防策4】お風呂はぬるめに。洗浄剤を泡立てて手のひらで洗う
熱い湯は皮脂膜を溶かすため、バリア機能の低下につながります。湯の温度は40度を限度に、季節に応じてなるべく低めに設定して。
「皮膚は摩擦刺激に弱いため、タオルでゴシゴシと洗ったり拭いたりするのもNG。体は1日1回を限度に、洗浄剤をしっかり泡立てて手のひらでなでるようにやさしく洗ってください」(武藤先生)
【汗かぶれ予防策5】汗の放置は厳禁! かゆいときは冷やす
汗をかいたらすぐにシャワーで洗い流したり、濡れタオルでやさしく拭き取ったりしましょう。
「かゆいときは薄いハンカチにくるんだ保冷剤を当てて。かゆみの神経が鈍くなってかゆみが抑えられ、炎症も軽減します。搔いたり叩いたり熱いシャワーをかけたりすると、皮膚が傷ついて炎症が悪化し、その後にかゆみも増すので絶対にやめましょう」(武藤先生)
【汗かぶれ予防策6】肌を健康に保つ栄養素を摂る
皮膚の主原料であるたんぱく質はもちろん、ビタミン類も毎日、積極的に摂りましょう。
「ビタミンAは肌を正常に保つ作用があり、Bは皮膚代謝を整え、A・C・Eは酸化から肌を守る働きがあります。皮膚にはビタミンBACE(ベース)と覚えてください。また、食物繊維や発酵食品などは腸内環境を整えるため、肌の状態もよくなります」(武藤先生)