●分岐点は離婚

<幸せだと思います…その理由は>

・72歳で離婚するまで、夫に反論することもできない日々だった。いまはすべて自分の責任だが、満足 (76歳)

・10年前は夫の両親との同居生活や夫の女性関係に悩み、子どものことをきちんと愛せない時期が続いた。「よい嫁、よい妻」の立場を手放した結果、子どもに向き合えるようになり、身軽になった (43歳)

<幸せとは言えません…その理由は>

・夫が外に子どもをつくり、離婚することに。子どもたちにつらい思いをさせたと、ずっと申し訳なく思っている (78歳)

・二度、離婚。自分で選んだ生き方だから、後悔しても仕方ないが、夫の年金や退職金が家計に入る女性たちを羨ましく思うときもある (63歳)

 

●人との縁が心の支えに

<幸せだと思います…その理由は>

・夫の死から3年半経つのに、まだうじうじしている私を慰めようと、近所の人たちが定期的に、元気づける会を開いてくれる (80歳)

・月に一度、同じマンションの住人とわが家で麻雀をするなど、趣味を通じて仲良くやっている (80歳)

<幸せとは言えません…その理由は>

・先日、友人から「もう電話してこないで」と言われた。月に3回くらいしか電話していなかったのに、なぜそう言われたのかわからない。夫、健康、趣味、そして友人......。持っていたはずのものが失われていくことは悲しい (73歳)