●住み慣れた地を離れて

<幸せだと思います…その理由は>

・夫婦で介護サービス付きマンションに入居。三度の食事はもちろん、毎日着替えさせてくれて、夫は週に一度碁会所へ。たまに外食もできる。この生活が一日も長く続いてほしい (80歳)

・車の運転がなければ生活できなかった住宅環境からの解放 (83歳)

・3年前の秋、台風被害で持ち家から公団暮らしへ。町内会などのつきあいのない生活は、気楽で楽しいと実感している (70歳)

<幸せとは言えません…その理由は>

・都心に住んでいたが、10年前に夫と死別。つい最近、母の介護のために地方にある実家に移り住んだ。小さい村のため、たまに男性が訪ねてくるだけで大変な噂になってしまう。気の許せる友人でもいなければ、とても耐えられない (70歳)

・長く住んだ街には友人も多く、楽しい日々だった。ひとりで老人ホームに入り、慣れない生活で寂しさを感じている (93歳)

・50代のとき、夫婦で田舎暮らしを楽しもうと決意。年金生活だけでは心許ないので民泊や農業収入で生活している。いまはコロナ禍で民泊を運営できず、暮らしは厳しい  (69歳)

 

●孫はかすがい

<幸せだと思います…その理由は>

・次男夫婦とスープの冷めない距離に住み、孫の食事の用意をできることが幸せ (84歳)

・月に5、6回、娘の子どもに泊まりにきてもらう。孫の世話をさせてもらえること、なついてくれていることがありがたい (65歳)

<幸せとは言えません…その理由は>

・娘夫婦にも息子夫婦にも子どもがなく、孫がいる人が羨ましい (63歳)

【女性558人のホンネ】自分の「人生の点数」平均は75.6点。結婚に後悔、子どもがほしかった、母との関係に悩み…人生後半の「心残り」は〈後編〉につづく

※このアンケートは『婦人公論』本誌、メールマガジンおよび公式サイトにて2021年10月12日~11月22日に募集したものです
●回答者数……558人 ●平均年齢……69.8歳