『愛のエプロン』で教わったソース
行きつけのカフェの麺も好きだ。
70代のママが一人で切り盛りしている。韓国料理、洋食、おむすび、ハンバーガー。なんでもやるのよ、と頼もしい。そこの韓国安東カルビ温麺が好きで15年食べ続けている。骨付きカルビを1日煮込んだ薬醬辛めスープに大根ニンジンネギピーマンが入り溶き卵、韓国麺がよく合う。真冬でも汗をかきながら食べる温麺を、夏も大汗をかきながら食べる。
そういえば、今年93歳になる祖母も同じものばかり食べている。朝はトーストにマーガリン。ハムにスライスチーズにレタスにトマト。何十年もこのスタイルだ。
さあ、今夜は何を作ろう。オムライスにしようか。玉ねぎとニンジンのみじん切りと鶏肉を、バターで炒めてごはんを投入。塩胡椒、ケチャップで色付け。卵でうまく包めた試しがないからケチャップライスの上から乗せるだけ。
ソースは、バターとケチャップと中濃ソースを1対1対1で軽く火にかけ混ぜる。これが美味しい。かつてテレビ朝日さんの番組『愛のエプロン』で誰かに教わったソース。
わたしにとっては比較的手間のかかる部類に入るオムライスは、うちではたまにしか出てこないメニューなのだ。
毎日好きなものだけ食べたいが、娘のリクエストにおこたえし少しずつレパートリーを増やしていくのも、やはり楽しい。
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