怒りに任せず、コストパフォーマンスを考えて
怒りに任せ、多額の調査料をつぎ込んでしまう方も見受けられますが、離婚してからの生活の方がはるかに大切ということを忘れずに、コストパフォーマンスを考えて依頼するようにしましょう。また、報告はいつごろ、どんな方法で教えてくれるのかも併せて聞いておきましょう。
配偶者の浮気を疑い、精神的に不安定な状態だと、調査の依頼内容を探偵事務所に正確に伝えるのが困難なことも。紙に書きだすなどして、依頼する場合の目的を明確にしておきましょう。たとえば、浮気を疑っているので証拠がほしい、浮気をしていないことを証明してほしい、浮気相手の素性や住所を調べてほしいなどです。
探偵を依頼して、事実がわかったときどうしたいのか、あらかじめ自分の中で整理しておくことも大切です。疑念や不安を払拭したいだけのか、つきとめて夫に不倫をやめるよう説得したいのか、もはや修復は不可能で、有利に離婚したいための証拠を集めるのか、によっても心構えが違ってくるからです。
離婚を前提にして結婚する人はほとんどいないと思いますが、相手のあることですし、時間とともに関係が変わることもあり、人の心は縛れません。離婚を選択された、あるいは選択される方には、次に待ち受ける世界が幸せであるように心からお祈りします。