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災害や事故、介護や相続など、人生には不測のトラブルや、避けられない困難が訪れます。とはいえ、気軽に聞ける弁護士や税理士が身近にいるとは限りません。専門的な知識を得ることで、冷静な判断で被害を減らしたり、計画的に備えたりすることができます。ジャーナリストとして長年さまざまな現場を取材しているファイナンシャルプランナーの鬼塚眞子さんに、暮らしに役立つ豆知識を聞きました。第9回は「離婚と慰謝料について」です。

前回 「養育費はあくまで子どものためのお金。感情に流されず、冷静に取り決めを。離婚の流れやチェックポイント一覧も」はこちら

浮気、暴力…離婚理由で一番多いのは

2組に1組が離婚する世の中ですが、離婚する年齢は何歳が多いのでしょうか?

裁判所が公表している離婚の年間データ総数60542件(011272.pdf (courts.go.jp))によると、男女ともに、40歳~44歳が一番多く4747件、次いで男女ともに35歳~39歳で4526件、さらに男女ともに30歳~34歳の4339件と続きます。

とはいえ、データでは最年少は16歳~19歳、最高年齢は75歳以上と幅広い年齢層で離婚裁判や調停があり、男女ともに75歳以上の離婚は486件もあります。

【表】離婚年齢の件数ランキング