のべ3万人の施術経験と600人のダイエット指導実績をもつコーチ・バランス整骨院中原院長を務める野上浩一郎さん。〈意志力ゼロ〉で効果を出せるダイエット指導を行い、予約の取れないダイエットコーチとして人気を博しています。その野上さん、「痩せそうで痩せない習慣を続けても、ダイエットについては意味がない」と断言しますが――。
ダイエットでは間違った努力をしないことが大事
世の中には、「こうすればラクに痩せられる」とか「これは健康にいい」と多くの人が信じているけれども、実はあまり意味がなかったり、逆効果になっていたりするものがあります。
ダイエットは、「正しい努力×あなたの頑張り=結果」です。
例えば、かなり効果があること(70)を、ほどほどの頑張り(50)で継続したとします。
結果は「70×50=3500」。
逆に、ほとんど効果がない「痩せそうで痩せない習慣」(10)を、あなたが全力(100)で継続していたら、結果は「10×100=1000」。
全力で頑張っても、ほどほどの頑張りに負けてしまい、努力が報われないことになってしまいます。これでは、モチベーションも下がりますよね。
だから、ダイエットでは間違った努力をしないことも大事。「痩せそうで痩せない習慣」を見極めて、早くやめることが大切です(もちろん、「痩せる」目的以外でやっているなら、その習慣を否定はしません)。
そこで今回は「ダイエットや健康によい」と思われているけれども、実はあまり効果がない、あるいは逆効果の「痩せそうで痩せないNG習慣」を2つ紹介します。