(7)含よう素泉

平成26年に新たに加えられた泉質で、茶褐色を呈する。殺菌作用があるので、うがい薬などに利用される。

 

(8)硫黄泉(硫黄泉)

硫黄や硫化水素を主成分とするもの。湧出時には透明であるが、空気中の酸素により酸化されて白く濁るものや湯の花(硫黄の結晶)が浮かぶものもある。プーンと卵の腐ったような独特の臭気を放つのが特徴である。火山の周辺に多くみられ、皮膚病に効能があり、飲用では糖尿病、高コレステロール血症に効果がある。

また、皮膚の角質層に含まれるシミやそばかすの原因であるメラニン色素の生成を抑制し、継続入浴で「美白効果」も期待できる。

 

(9)酸性泉(酸性泉)

水素イオンを多く含み、酸性の強い温泉で、本当に酸っぱい味がする。殺菌力が強く、肌に強い刺激があるので、皮膚病のうちでも頑固な水虫や湿疹、疥癬(かいせん)などに効果がある。

 

(10)放射能泉(放射能泉)

一般にラジウム泉と呼ばれている温泉で、主成分はラドンかトロン。入浴すれば湯気から成分を吸収し、呼吸器疾患に効果がある。