ドラマ『湯あがりスケッチ』は毎週木曜22:00配信

明日への力をくれるドラマ

塩谷 :『レディ・プレイヤー1』は私も大好きな作品です。だから、私の人生をもとにした作品に森崎さんが出演されると聞いた時は驚きましたが、ふたを開けてみたら、さっきも言ったように、森崎さんが高円寺にいる人そのもので……。(笑)

森崎 :塩谷さん、実際に第1話を見てみて、どうでした?

塩谷 :めちゃくちゃ泣きました(笑)。脚本を見て、撮影現場にもお邪魔させていただいたんですが、私の人生がドラマ化されるということにまだ実感が伴っていなかったんです。でも第1話の冒頭の1分半、『銭湯図解』のイラストが銭湯の浴室中にバーっと貼られているシーンを観たら、涙が溢れてきて。私の絵がドラマの中にあるのを観て、ようやくこれは私の物語なんだと実感し、涙が止まらなくなりました。もう一つ私が感動したのが、穂波が初めてタカラ湯に入る場面。湯船に浸かって、おばちゃんが背中を流しているところや、立ち昇る湯気、富士山の絵を見て、穂波が感動して涙を流すシーンがあるんですが、私そのまんまなんですよ。私も、初めて銭湯に行った時に、銭湯に来ている人たちの姿や、お湯のあたたかさ、内装の美しさに心を打たれたので。そのことを中川監督に伝えたわけじゃないのに、忠実に再現されていてびっくりしました。

森崎 :僕が気に入ったのは、一番風呂に入った時にお湯がこぼれる映像。

塩谷 :あー、気持ちいいですよね。私もお客さんが来る前に、自分で掃除した風呂に入る時がありましたが、お湯が溢れる瞬間がすごく好きで。

森崎 :あのシーンで銭湯の気持ちよさを疑似体験できた気がします。僕は実際にドラマを観て、穂波の人生を覗き見しているような、ドキュメンタリーを観ているような感覚になりました。それこそ番台にいて、銭湯に来る人の人生を垣間見るような……。あの感覚にちょっと近いのかなって。穂波や熊谷たち登場人物が悩みを抱えながらも一生懸命生きている。その姿を追っていくことで、明日への活力をもらえる。そんなドラマになっていると思います。

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ドラマ公式サイト:https://www.hikaritv.net/sp/yuagari-sketch/
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