「ワンピは１枚で着られて安心」なんて昭和世代の思い込み。袖をまくり、素足にソックスで「抜け」をつくって品よく気崩すのが大人のおしゃれ〈石田純子のおしゃれ塾〉

石田さんのアドバイス

１）「ワンピは１枚で着られて安心」それは昭和世代の思い込み

私たち世代は「きちんとした服をきちんと着れば上品」と教わってきました。でも「それじゃつまらない」と感じている人もいますよね。買った洋服をそのまま着るのではなく、自分らしさをプラスして服の持つイメージを品よく崩すのが大人のおしゃれ。そのテクを、ワンピースを例にお話しします。「ワンピは１枚で着られるので安心」と思いがちですが、「1枚で着ない」のがコツなのです。

２）おしゃれの決め手は抜け感。ズドンとした「筒」を避ける

シャツワンピなら前ボタンを全部はずし、はおり物として着てみましょう。ワンピが無地ならインナーには柄物を。「派手かな?」と思うかもしれませんが、ワンピースがほどよく柄の面積を狭めてくれます。ストッキングとパンプスで「きちんと」着るのではなく、袖をまくり、素足にソックスで「抜け」をつくりましょう。かぶるタイプのワンピースなら、ストールやパンツを重ね、段差をつけてメリハリを。パンツや靴の色は、ワンピやストールの色を色拾って選ぶと上品にまとまります。

いま流行のワンピースはストンとしたボックス型。１枚で着ると「大きな筒」になる怖さもあります。レイヤード(重ね着)にすると視線を分散できるので、体形カバーにもなりますよ。

ボックス型ワンピはレイヤードで軽快に

ワンピース￥35,200／アンティパスト(クープ・ドゥ・シャンピニオン)　パンツ￥8,800／DUEdeux　ストール￥27,500／エピス(エピス青山)　イヤリング￥1,430／OSEWAYA(お世話や)　バングル￥14,580／アビステ　バッグ￥,490／カシュカシュ(アンビリオン)　靴￥18,700／ジェーヴィエーエム(プレインピープル青山)

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【ポイント】髪型もルーズに

スタイリング剤をつけ、手ぐしでざっくりまとめて結び、おくれ毛を引き出す。ブラシは使わない

【ポイント】小物をプラス

ストールのかわりに遊び心たっぷりのブローチを合わせてみても。シンプルなワンピが個性的に変身

富岡さん
変身後のコメント

最初は「こんなワンピ、私には無理！」と焦りましたが、着てみると素敵で思わず笑顔に。考えてみたら、 人生のうちで《今日が一番若い》のです。遠慮はいりませんね。

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