愛車の中にいる青木さん(写真提供◎青木さん 以下すべて)

 

青木さやかさんの好評連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」。青木さんが正直に綴るエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、ギャンブル依存の頃を赤裸々に告白した「パチンコがやめられない。借金がかさんだ日々」などが話題になりました。今回は「クルマが好きな人として」です。

前回「突然の体調不良。ご近所さんや友人の助けで乗り切るも、〈子どもとの二人暮らし緊急事態〉に備えることが必要だと知る」はこちら

「落ち着く空間」はクルマ

落ち着く空間を一つだけあげるとすれば、それは自分のクルマの中である。

好きな音楽を聴いたり
好きな人とBluetoothで電話で話したり
たまにクルマを止めてテレビをみたり
クルマの中でLINEで原稿を書いたり台本を読んだりする。

わが家のリビング。それぞれの位置で思い思いにくつろぐ

 

もちろん、うちも大好きなのだが、うちには娘と犬と猫がいて、1人になる時間は皆無である。

1LDKのうちの中は、わたしのワンルームに、娘の5畳程度の部屋が付いているような作りになっているのだが、今のところ娘はほとんど自室には行かず、共にワンルームにいて夜もセミダブルのわたしのベッドで共に寝る。2人で寝るには狭くなってきたし、暑いと言って布団を剥ぎ、寒いと言って布団を掛けろと夜中に何度も指示されるのは疲れたカラダには少々こたえる。