(写真提供◎青木さん 以下すべて)
青木さやかさんの好評連載「48歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、48歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、ギャンブル依存の頃を赤裸々に告白した「パチンコがやめられない。借金がかさんだ日々」などが話題になりました。今回は「体調が悪い人として」です。

前回「一瞬で白髪になるならグレイヘアにしたいけど。今更男性受けする平均点の髪型を選択しようとしているわたしもいる」はこちら
 

熱っぽい、頭痛、倦怠感、吐き気

ハッと起きると朝の4時。

昨夜、どうも体調が良くないからと薬を飲み、重ね着し、タオルを首に巻き、水分をとり、朝には大量の汗をかいてすっきりしている予定だったのだが、汗は全くかいていない。体に熱が身体にこもっている感覚。

「まずいなー」

熱っぽい、頭痛、倦怠感、吐き気。

だけど今日は舞台のお稽古だし、と焦る一方で、いや、これは行けないのでは…と思うと意識がぼーっとしてくるのだ。

「まずい気がするの」
早朝に友人に電話。