娘のママ友に電話をかけた
心配してかお腹がすいてか、2匹のネコはわたしにまとわりついてくる。わたしが冷蔵庫からネコのごはんを取り出してお皿に置くと、彼らはカリカリと音を立てて食べ始めた。お腹が空いていたようだ。
「さやかさん、近所の方に連絡したらどうですか」
「そうしようかな。5時台だけど」
「電話してみてください、それがいい」
わたしはLINEで同じマンションに住む、娘のママ友に電話をかけた。
彼女は寝ぼけながらも直ぐにでてくれた。
「どうした?」
「朝からごめんね、体調が悪くて病院に行ったほうがいいかと思うんだけど、この子もいるし、どうしたものかと」
「私が朝ごはん食べさせとくから、救急車よぶ?」
「自分で行けそう」