なんとか犬の散歩に

「じゃあ、調べるよ、受け入れてくれる近くの病院」

彼女は近隣の病院から電話をし、受け入れ不可だと聞いたら、何か別の場所に電話をし、病院を調べてくれた。その間わたしは犬のトイレのために外にでた。
ママ友は、大丈夫なの?と声をかけてくれたようだが、散歩くらいの体力はありそうだった。

体調が悪くなった日は娘の誕生日。ご近所さんが祝ってくれた。感謝!

 

5分で犬と戻ってくると娘も起きていて、「ママ大丈夫?」と傍に来て、「病院、ついていく」と言った。

友人は病院に予約を入れてくれていて、私の娘に、「ちいちゃんもいるからうちで一緒に朝ごはん食べよう」と声をかけてくれた。

「ちいちゃんと朝ご飯だ!」と娘は喜んで、わたしの体調の悪さを少しだけ忘れてくれた。

わたしは友人が予約してくれた、うちから3キロの病院へ向かった。パジャマにフリースを羽織り、靴下をはき、お財布とスマホとイヤホンとタオルだけを袋に入れた。

そこは静かな場所にある病院で、緑に囲まれていた。