「ママと猫と寝る」


「お部屋でそろそろ寝たらどう?」
「大丈夫、ママと寝るから」

「大丈夫…と言いますか。まあ、ねえ」
「ママと猫と寝る」
 

本連載をもとに生まれた青木さんの著書『母』(中央公論新社刊)

 

そう。うちには保護猫が2匹いるのだが(かなり大きい。今や老犬のトイプードルより大きいのだ)ベッドには左から、娘、猫、猫、わたし、と並ぶのだ。
もう大渋滞なのである。

そんなわけで、寂しがり屋のわたしも、たまには一人になりたいのだ。

20代前半で、愛知県で免許をとった。一人車を運転するのはその頃から好きだった。車の中で初めてFMを聴いた。物凄くオシャレで、FMに夢中になった。香嵐渓の方へ続く道をジェットストリームを聴きながら夜走るのが好きだった。