プライベートについて
お酒がお好きだった藤子(A)先生。2002年には、自身のお酒の飲み方についてざっくばらんに語っていらっしゃいます。この頃68歳。
「僕はスケジュールというのが嫌いなんですよ。だから次の何曜日に誰と飲むとかという約束は一切しない。それしちゃうと、なんかつまらないんです。ふらっとバーに行って、そこで知っている人たちと会うのが好き。」(『婦人公論』2002年7月22日号)
奥様との関係が垣間見えるほほえましいエピソードも。
「つい先日、飲んで家に帰ったら、朝の六時ちょっと前だったんですよ。それで二十分たったら、ワイフが起きてきて雨戸開けている。『何時に帰ったの?』と言うから『一時半くらいかなぁ』とか答えて、そのまま何食わぬ顔をして朝ご飯を食べて、出かけて仕事場に行った。」(『婦人公論』2002年7月22日号)
この頃、飲んだ翌日に反省することが増えたという藤子(A)先生。戒めのため、手帳に『もう(飲み歩くのは)やめ!』と書くこともあったようです。
「だから毎日、平伏して。僕はワイフがいないと生きていけない人間だから、『必ず僕が先に死ぬよ』といつも言っている。」(『婦人公論』2002年7月22日号)