「一番上が男の子だったので、キャッチボールができると、じぃじ、喜んでいたものね」(理子さん)「まだまだ老け込むわけにはいかないぞという気持ちになったね。長男は期待通り野球を始めてくれて嬉しいよ」(修さん)

 それにしても理子が3人の子育てをしているとはなぁ。孫たちとは会話も弾むし楽しいよ。

理子 子どもは上から9歳、5歳、3歳。一番上が男の子だったので、キャッチボールができると、じぃじ、喜んでいたものね。自分もがんばらなきゃというモチベーションになっているでしょう?

 まだまだ老け込むわけにはいかないぞという気持ちになったね。長男は期待通り野球を始めてくれて嬉しいよ。

理子 今は、孫が練習に行くときの送迎担当だしね。

 コロナ禍で友人と外食もできないけど、孫の野球の練習にはなるべく同行してるんだ。彼の存在がオレを外に引っ張り出してくれるから、ありがたい。小さい頃からオレが教えていたんだけど、石田は中学・高校と野球部だったとかで、横から口出してくるんだよ。素人なのに。それが癪にさわる(笑)。プロゴルファーの理子に対してもいろいろ言ってたなあ。

理子 まぁ、あれは彼の性格だからしょうがないわね。「じぃじのアドバイスは古いから」なんて言うから、「あなたも古い! 同世代でしょ!」と言い返したら黙っちゃった。(笑)

 うちら夫婦と石田は同世代だから。

理子 結婚を決めたとき、幼馴染の親友から、「『子育て』と、『両親とダンナの介護』が全部一緒に来るよ。大丈夫?」って心配されたのよ。

 確かになあ、介護は同世代3人いっぺんに来そうだな。