理子のことも心配だし。

理子 何が心配なの?

 う~ん。一昨年、石田がコロナになったときも、心配したし、びっくりもしたよ。

理子 まだコロナ禍が始まったばかりの頃、よくわからないなかで感染して。その後の行動も軽率だったので、本当に申し訳なく思いました。

 やっぱり身内だから、批判されて気の毒だなとも思ったよ。彼も脇が甘いけど、なぜあそこまで言われるのかなぁって。

理子 それは、言われても仕方ないでしょう。

 理子は子どもの世話もしなくてはいけないから、大変だろうなと心を痛めていた。ただ、僕らも気を使って、あえてその件に関しては触れないようにしていたんだ。自分たちで解決するだろうし、この歳になって子どもの家族にあれこれ干渉するのはみっともないから。

理子 ありがとう。私が不妊治療のため2年くらい病院に通っていた間も、一切そのことには触れないでくれた。それが一番ありがたかったなぁ。「どうだった?」と心配されるのも、つらいから。母は、本当は娘の私に言いたいこともあったと思うけど、止めてくれていたのよね?

 女性同士通じることもあるだろうけど、余計なこと言うといい雰囲気にはならないなと思って。カミサンには「黙っとけ」とは言ってたよ。

<後編につづく

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