野球とゴルフ。それぞれプロの世界で活躍してきたスポーツマンであり、仲良し親子でもある元西武ライオンズ投手の東尾修さんと、プロゴルファーの東尾理子さん。幼少期の思い出から、俳優の石田純一さんと理子さんの結婚、義理の家族とのつきあいまで、一人娘と父は互いにどんな思いを抱えてきたのか。親子のリアルな距離について本音で語り合いました。(構成=篠藤ゆり)
21歳差の結婚、そのとき父は
修 僕はなかなかの方向音痴で、理子の家に来たのもまだ2回目、迷ったけど辿り着けてよかった。
理子 引っ越したばかりだからね。今日の取材は親子対談ですよ。
修 本音トークの機会なんてあまりないからね。理子は一人娘。結婚したのはいくつだったかな。
理子 34歳のとき、12年前ね。
修 なかなか結婚しないのでヒヤヒヤしていたから、ほっとしたのも事実だけど、相手が21歳も離れた石田(純一さん)と聞いたときは、「あのヤロ~」という感じだったね。(笑)
理子 おや、最初から言いたいこと言ってますねぇ。
修 オレと歳が近いから、ちょっと微妙な関係というか――。
理子 パパはダンナさんより、3歳上だっけ?
修 だから彼も「お義父さん」なんて呼びづらいだろうし、こっちもそう呼ばれたら気持ち悪いし。会話は弾まないです(笑)。とはいえ、大人同士で、家族ですから。こちらは「親面」して出しゃばるべきではないと思うので、おとなしくしてます。
理子 いちおう義理の父と息子の関係だものね。でも二人とも、電化製品とかを使いこなせないのがそっくり。(笑)