現在発売中の『婦人公論』(5月号)の料理連載「お料理歳時記」では、「ふんわりフレンチ」を特集! 春のうららかな日差しに合うのは、酸味やコクのバランスがいい、軽い口当たりのフランス料理。身近な食材で手早く作る調理法を、上田淳子さんに習います(撮影=ローラン麻奈 スタイリング・構成=野澤幸代)
半生の火入れで2種類の味わいに
「サーモンのミキュイ ハーブのサラダ添え」
《 材料(2人分) 》
・サーモン(刺し身用)…200g
・塩、こしょう…各適量
・オリーブ油…小さじ1
・ハーブのサラダ
ディル…1/2パック(約8g)
セルフィーユ…1/2パック(約8g)
パクチー…1/2袋(約25g)
バルサミコ酢…小さじ1
オリーブ油…小さじ2
塩、こしょう…各少々
《 作り方 》
(1) ディル、セルフィーユ、パクチーは茎を取り、水に浸けてパリッとさせたあと、水気をしっかり取り、ボウルに入れる。
(2) サーモンは水気を拭き、半分に切る。全体に薄く塩をふって軽くすり込み、こしょうをふる。
(3) フライパンにオリーブ油小さじ1を引き、皮があった側を下にして(2)を置き、ごく弱火にかける。身の厚さの半分の色が変わるまで、動かさずにじっくり火を通し、器に盛る。
(4) (1)にバルサミコ酢、オリーブ油、塩、こしょうの順に加えてさっくり混ぜ、(3)に盛り合わせる。仕上げに、サーモンにオリーブ油(分量外)をかけて塩(あれば結晶塩)をふる。
メモ サーモンは、身が厚く四角いものを選ぶと火の通りが均一になる