マッサージのように心をほぐしてくれる

今飼っているのは、8歳になったアイリスと、その長男のアポロです。散歩は毎日行きます。だいたい、40分くらいでしょうか。

ちょっと疲れているからといって、さぼるわけにはいきません。冬でも汗をいっぱいかくほど歩くのでいい運動になり、私の健康に役立っています。

それ以上に、ペットがいる幸せを感じるのは、まるで「心のマッサージ」を受けているように癒やされること。

とくにこの2年、コロナ禍で人との触れ合いが減っています。その結果、こり固まった心が沈んでしまうことも。それに一人暮らしだと、「一人で頑張らなきゃ」と、肩に力が入りがち。でもペットに話しかけ、遊んだり笑ったりすることで心がほぐれるんです。

こちらが愛すると、無償の愛を返してくれる。さらに、心を活性化して若返らせてくれる気がします。

「犬を飼うのは初めて」というお友だちも犬を迎えると雰囲気が変わります。それまで人に厳しく接していた方が優しくなるなど、素敵な変化も見てきました。ペットは、心の潤滑油のような働きや、不思議な力を持っているのではないでしょうか。

「なんて可愛いの!」と声を出して笑顔になることが、どれだけ人生を明るくしてくれていることか。私もその恩恵にあずかっているわけです。

 

「こちらが愛すると、無償の愛を返してくれる。さらに、心を活性化して若返らせてくれる気が」と語るジュディ・オングさん(撮影:宮崎貢司)