僕の真骨頂、広報での活動

(1)は前述したような年間計画、つまりどれくらいの利用者数を見込み、それによって収入がどうなるか、支出の見通しと合わせて収支計画をまとめます。これは、赤字をどれくらい圧縮するのか、もみじの家としての覚悟を示す決意表明でもあります。 

それ以外にも、毎月の利用実績の経緯を整理して会議で報告したり、新たな登録希望者の受付にあたったりします。この分野の仕事は多岐にわたり、書こうと思えばいくらでも書けますが、地味でそんなに喜んでもらえる内容ではないので、これくらいにしておきましょう。でも、大事な仕事です。 

(2)の広報は、僕の真骨頂ともいうべきジャンルですので、多めに書こうと思います。ちなみに、もみじの家の広報担当職員は、僕一人です。 

〈ホームページとSNS〉 
ホームページの管理を一手に引き受けます(https://home-from-home.jp/)。 

頻繁に行うのがブログの更新です。 

「新型コロナによる面会時間や家族の宿泊の制限」「Wi-Fi開通」など伝えるべき最新ニュースはもちろん、消毒液配布などの暮らしに役立つ情報から医療的ケア児が楽しめるイベント情報まで、バラエティに富んだ発信をしています。

ブログに記事を書いたら内容によってはfacebookに展開し、さらに拡散が必要な情報は、僕個人のfacebookにもシェアしています。 

ブログには、利用者にとって重要な情報である「空床情報」も掲載します。事前の予約にキャンセルが出るたびに即、更新し、常に最新の空きベッドが把握できる仕組みです。この情報で、もみじの家の利用が実現し、久々の休息の時間が取れる家族もたくさんいます。 

空床カレンダーをホームページ上に公開する操作も、難なくできるようになりました。新たに利用できるベッドに空きが出ると、エクセルのカレンダーの空床の日に〇を入力してPDFを保存。情報を更新するためのソフトウェアを立ち上げて操作し、ホームページ上に公開する。この一連の作業を、今なら2~3分で済ますことができます。何という上達ぶり!

NHK時代はこの手の世界とは無縁の人間でしたが、そんな僕でもこんなことができるようになりました。数年前の自分を思うと、まるで別人のようです。自画自賛ですが、大目に見てください。