洗濯物の量は洗濯槽の6割までに

せっかく水の量を多くしても、同時に洗濯物の量を増やしたら意味がありません。

むしろ、水量は多くして、洗濯物の量はいままでより少なくする。それくらいの意識でちょうどいいのです。水に対して洗濯物は6割程度、と心得ましょう。といっても、見た目ではわかりにくいですよね。

タテ型の洗濯機なら、洗剤を混ぜた水に洗濯物を入れて、洗濯物を軽くこぶしで押さえたときに、水が手首の上あたりまでしっかり浸っていれば合格です。一回、手で測ってみれば感覚がつかめると思うので、やってみてください。

ドラム式の場合は、先に水を入れることができないので、カラの洗濯槽にまず洗濯物を入れます。

そのとき、洗濯物の量はドラムの窓の半分以下(約15リットル)までにしましょう。それに対して、水量は最大量(25リットル)に手動設定します。

水量を自分で変えられない機種の場合は、とにかく詰め込みすぎないこと。ドラムの中で叩き洗いをするので、パンパンに詰め込むと、それだけで洗浄効果が落ちます。水は多めにして、洗濯物は少なくすることが、いい洗濯の絶対条件です。

※本稿は、『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム)の一部を再編集したものです。


日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(著:洗濯ブラザーズ/アスコム刊)

どうして最新の洗剤を使っているのに服がキレイにならないのか。それはあなたの洗濯のしかたが間違っているからです! クリーニング代が劇的に節約できる! 部屋干し臭がなくなる! 服が長持ちする! ボクたちクリーニングのプロだから知っている、そんな正しい洗濯のしかたを伝授します。